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虚像
造られた君はいりません。
僕は僕でしかないように、君は君であってほしい。
なのに、君は…
また嘘の君で僕の前に現れる。
そう…
偽善者の顔をして。
君を信じた瞳(め)をして見る僕の姿は滑稽ですか?
どうぞ心の中だけじゃなく、僕を見てお笑い下さい。
そんな君を見て、僕は心の中で笑おう。
『本当は君を信じたことなど一度もない。』と…
そして今日も良い子な君は僕に笑顔で会いにくる。
僕の全て分かった振りで…
また僕に会いにくる。
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