第1章

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「何故このこと知っているのかというと、今から10年前つまりお前が生まれる前に天界の王ルスターが言っていたのだ。『これより約20年以内にとんでもない奴が蘇るかもしれない』とな」 ファルディスはまたも驚いた。それが真実なら後10年しかないのだからだ。 「ち、父上その『とんでもないヤツ』てはなんなんですか?」 「ファルディスそれは過去に起きた魔物以外分からんのだ」 「では、父上、その事はみんなは知っているのですか?」 「あぁ、知っている。知っているのは各王と重臣、家臣達だけだ。それにファルディス次元神様の名前を知っているか?」 王は突如次元神の名前を聞いてきた。歴史上の中で次元神に名前はない。次元神は次元神だからだ。 「ファルディスこの世界の名前はなんだ?」 「えっとファルディオスです」 「ファルディス気づかないか名前が似ていることに」 ファルディスははっと自分の名前とこの世界の名前が似ていることに気付いた。 「ど、どうして似ているのですか!?」 「それは次元神の名前がファルディオスつまり、お前が生まれ変わりだからだ」
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