第2章

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ファルディスは久々に自分の部屋に向かっていた。なにせ約6年ぶりの自分の部屋だ。内心嬉しかった。ファルディスがいろいろ考えているとセリスが声をかけてきた。 「ファル~、王様の隣にいた若い女性は誰ですか~?まさかお姉さんですか~?」 「あの人は姉じゃなく俺の母親だよ」 「そうなんですか~それは安心しました~」 セリスは満足げな顔をしていた。すると今度はヴィクトリアが聞いてきた。 「ファル、ティアナとリースて誰?べ 別にあんたの関係が気になるわけじゃないだからね」 その後ろでキーラがクスクス笑っていた。 「ティアナは俺の幼なじみで、リースは俺の妹だ。あの頃の2人はかわいいかったんだよね」 ファルディスが昔の思いだしているとキーラが聞いてきた。 「ファル、なぜ俺達のこと話したんだ?別に紹介しなくても良かったじゃないのか」 ファルディスはしばらく考えこう言った。 「俺達の6年間は共に修行やときに遊んだり、いろんな事をしたから俺はお前達を俺の家族として見せたかったんだ」 ファルディスは頬をかきながら話た。
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