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「だが、心配することはないぞ国王よ。何故ならその生まれてくる子は『この世界の鍵』を握っているからだ」
王は剣を下ろし天界の王と向き合っていた。
「『世界の鍵』だと!!それはどういう意味なのか説明してくるだろうな」
「勿論だ。だか少し話しが長くなるがいいか?」
「あぁ、かまわん」
「では 話すぞ
と言う訳だ。わかっていただけかな」
王は愕然とした。子供の未来やこの世界の歴史、未来を。
「そんなバカな事が」
「真実だ国王よ。そいう訳で10年間生まれてくるその子を育でてほしい。そして、その先は我々が育てる」
「そ、そんな。私達が育てることはできないのですか?」
妃が言っていることは最ものことだ。自分達の子だからだ。将来や未来など話し合ったばかりだからだ。
「エレン、分かってくれ私もつらいのだ」
国王はルスターの言った言葉を受けいれた。
「あ、あなた」
そいうとエレンは泣き出してしまった。
泣いているエレンを王はそっと抱きしめた。
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