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そして、1ヶ月後、待望の赤ん坊が生まれた。性別は男の子だ。
「陛下、ついに生まれました」
1人のメイドが部屋に入って来て言った。
「そうかやっと生まれたか。では、さっそく見に行くか」
王は生まれたばかりの子を見たくてエレンがいる所に向かった。
「よく頑張ったなエレン」
「えぇ、あなた。それよりこの子の名前を付けてくれませんか?」
「そうだな。名は未来を運命を守って為に、この世界の名を貰いファルディスとなずけよう」
王は生まれたばかりのファルディスを抱きかかえ嬉しいそうにその子の名前を叫んだ。だが、魔力計いくら量っても魔力はなかった。
「へ、陛下」
一人の家臣が心配そうに聞いてきた。
「わかっている。皆までいうな。運命の時間まで我々が息子であるファルディスを育てる。だから今から盛大な誕生祝いをしてほしい」
「は、直ちに」
家臣達はファルディスの誕生祝いをする為に行った。
「ファルディスすまない。お前に大きな運命を預けるようで」
王は一人涙を流しながら、あやすように言った。
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