41133人が本棚に入れています
本棚に追加
/1001ページ
はぁ、と、先生は疲れたようにため息をつき、三歩後ろで腕を組んで私たちを見ている響哉さんに目を移す。
「大人だったら、自重しろ。
次は探してやらねーぞ」
「冷たいんだから、佐伯先生ってば」
響哉さんは冗談めかして肩を竦める。
先生はふぅとため息をついて、今度はその目で私を見る。
そんなに呆れ混じりの顔で見なくたっていいじゃないですかっ。
「花宮も、コイツと付き合うつもりなら、諦めてヤラせてあげれば? どうせいつか結婚するんだろう?」
「……断りますっ」
ああ、もう、絶対にご自分の立場なんて忘れてますよね?
最初のコメントを投稿しよう!