2 その男ストーカー?

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そうして、その日の夕方。 気づけば私は、綺麗なワンピースを着て上着を羽織り、とあるレストランで食事をしていた。 もちろん、向かいの席には須藤 響哉。 泣いてしまって、興奮状態だったところを言葉巧みに宥められ、くらっときたに違いなかった。 ……ああ、なんて単純な私。 ついでに服は、制服だと目立つからっていう理由で、須藤さんが買ってくれた。 『こんな高いものいただけませんっ』 と、一度は本気で断ったんだけど、 『じゃあ、俺が脱がせて着替えさせてあげようか?』 なんて、自信たっぷりに言った挙句本気で迫ってこようとするので、身の危険を感じた私は、やむを得ずその親切を受けることにした……というわけ。 え? 親切ってやむを得ずに受けるようなもんじゃないって? 知ってますとも、そんなことっ。
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