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「どうして急に現れたんですか?」
前菜をつつきながら、聞いてみた。
「正義の味方はいつだって、急に現れるものじゃないか」
……いやいや。
須藤さん、正義の味方じゃないですよね?
「じゃあ、何しに学校に?」
「もちろん、マーサちゃんのストーキングのために」
「……いくらなんでも、ご冗談ですよね?」
笑えないままに問い返す。
「じゃあ、冗談だと取ってもらっても結構。
それとも、あのままキスしたかった?」
「そうじゃないけどっ」
……そうじゃない、けど。
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