3 同棲の始まり

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お父さんの驚く声に、少しだけちくりと胸が痛む。 それは、間違いなく私が過去、「キョー兄ちゃん」を好きだったという証でもある。 「本当よ、お父さん。  だから、心配しないで。明日荷物を取りに行くわ」 「そんな、急に今日じゃなくても」 「そうなんだけど。  ほら、折角だからゆっくりお話でもしてみようかと思って」 そこまで言うと、突然須藤さんが私の電話を取り上げた。 しばらく何か話して電話を切る。
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