3 同棲の始まり

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「マーサ、お風呂入る?  それとも俺がいれてあげようか?」 ……!! 優しい口調で囁かれる甘い言葉に目が覚めた。 私は、不覚にも響哉さんの腕にもたれかかれて眠っていたみたい。 「あ、あのっ」 慌てて身体を起こして、首を振る。 「自分で、出来ます、から……」 「そう? 残念」 さほど残念でもなさそうに響哉さんが言う。黒い瞳が優しく笑っていた。
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