3 同棲の始まり

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響哉さんの「髪を乾かしてあげる☆」攻撃をかわすことは出来なくて、今、私は鏡台の前に座っている。 怖ろしいことに、ここは私のためだけに用意されていた部屋にしか見えない。 新しいベッド、新しい鏡台、新しいたんす、新しい……。 そう、何もかもが新しい。 「私がここに住むって言わなかったら、これ、どうしていたんですか?」 鏡越し、美容師さんさながらに私の髪をセットしている響哉さんに聞いてみる。
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