41134人が本棚に入れています
本棚に追加
/1001ページ
「だ、だいたい。
私が見たときは遺言書にそんなことかいてありませんでしたけどっ」
きっと、須藤を睨む。
彼は、ウサギに睨まれたライオンのように余裕な態度で遠慮なく私の頭を撫でた。
「そういう目、朝香ちゃんにそっくり。
そうそう、これはね。
マーサちゃんが見たものより、新しいんだ。
これでもマーサちゃんが16歳になるまで待っていたんだよ」
……これでもっていうのは、一体、何にかかっている言葉なんでしょうか?
最初のコメントを投稿しよう!