悲劇

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悲劇

うちは莞ちゃんの 家に居た。 莞ちゃんと寛は 地元が一緒と 言う事もあり 連絡先を知り合っていた。 秋「うちアカンよなぁ 寛に付き合ってほしいとか 彼女さんと 別れてほしいとか 思ってまう…」 莞「あー 寛君て、彼女いるしなぁ そら好きなら思うやろ」 秋「しかもっ うちか彼女さんどっちを 優先に考ええてるか めっちゃ気になるし!」 莞「聞いたるわ!笑」 秋「聞かんでいいわ!」 プルルルル… 莞「既にかけてるけどな(笑」 秋「おいっ! 辞めて辞めてー 今からでも切って!」 寛『もしもし?』 莞「あ、寛君? 今、何してんのー?」 寛『んーとなぁ 寒いから布団に こもってた!』 莞「あ、さよかぁ♪ 今、暇ー?」 寛『暇やで! どうしたん?』 莞「俺も暇やねん! やし電話したぁ♪」 寛『そかそか! 俺でよかったら 暇つぶしになるよ~』 莞「ありがとう!」 寛と莞ちゃんは うちがうずくまる中 電話をしていた。 うちが嫌だと言うのにも 関わらず、 莞ちゃんは電話を ハンズフリーにしていた。 莞「てかさぁ! 彼女さんとどうなん?」 寛『微妙やなぁ~』 莞「そうかぁ↓ 秋茜と最近どうなん?」 寛『どうって何よ(笑』 莞「んー あ、せやせやぁ!」 莞ちゃんはチラッと うちを見た。 莞「秋茜か 彼女さんやったら どっちが優先なんっ?」 寛『今の時点では秋茜!』 その言葉が 涙が出そうな位 嬉しくて、 有頂天になった。 だけど… 次の一言でうち気持ちは どん底に突き落とされた。 寛『将来的には 微妙やなぁ~』 秋「じゃあ… ずっと一緒には 居られへんって事?」 小さく呟いて うちは泣き出してしまった 部屋を飛び出ると 莞ちゃんは寛に 「ちょっと待っててな!」 と言い、うちを 追い掛けてきた。  
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