一、選択的重力の法則①

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「そして、そのトーストは少し、ほこりの味がする。by哲雄」 「哲雄、そんなポーズ決めても、馬鹿なだけだよ。というかあんた、それ食うなよ」 部屋に響いたのは、母のげんこつの音と、姉の冷静な突っ込みだった。 この日結局、哲雄は遅刻した。 「この、くそったれー!!」
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