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「いい天気!」
「ほんと」
ぼーっとしながら翔が
リビングにやって来た
『おはよ…』
「ほら翔、早く用意して」
『わかった』
「翔、たくさんお弁当も作ったからな」
『うん、シャワー浴びてくる』
「おぅ」
「おはようございます」
「銀月~、寝過ごす程
やるなよな~」
「えっ…」
「みんな待ちくたびれてるぞ」
「申し訳ありません…
すぐに」
「あっ、今翔がシャワー使ってるから」
「はい」
確かにもう少しセーブすればよかったかも…
睡眠時間2時間もなかったしな
翔には可哀相な事をした
「よし、じゃ行くぞ」
(は~い!)
みんな分かれて車に乗り込む
「翔様、少し眠って下さいね」
『うん』
まだ眠そうな翔の頭を膝に乗せて髪を撫でた
「和海も寝たらどうだ?」
「冬矢…」
「体調は万全にしておけよ」
「わかりました」
確かにそうだな
こんな状態では、判断力も鈍るだけだ
翔の頭を撫でながら、
目を閉じる
燕羽の嬉しそうな声
それを黙らせようとする
冬矢
そしていつの間にか
深い眠りに落ちていった
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