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引越しは多少時間かかりました、なんせ一軒家で二階立ての立派な家でしたから。
俺が行く叔父さんの家は自宅より4件隣で引越しにはいいのですが、毎日目につくからなんかその都度イヤな気分になります。
そしてお母さんがお別れを言いにきました。
(イジメにあっても借金あっても毎日笑顔でいるあんたは偉いよ!何もしてあげれなくてごめんね。いつか知らない土地で二人で住もうか?)
俺は恥ずかしいので首を横に振った。
でも内心は…(そうなれば一杯甘えることできる)。
と思った時。
お母さんが俺を抱きしめてくれた。
何も言わず涙を流しながら。
俺も何故か涙が出てきた、別に二度と合えないわけじゃない。
でも胸が苦しい言葉じゃないもので体を通じて悲しみが胸に伝わってくる。
…そしてお母さんは何もなかったかのように俺に手を振って(頑張るだよ)と言って行きました。
叔父さんは赤の他人ですが良くしてくれるひとでいつもおこづかいとかもらいます。
でも結構、歳もいってるため頑固で考えかたが古いです。
だからよく口ゲンカしてました。
その反動で…俺の反抗期が始まったみたいです。
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