119人が本棚に入れています
本棚に追加
電車に乗りお母さんと話してるとこれから起こることやなんでこうなったかが段々と解ってきた。
B兄は愛媛に残り、お母さんの友達が住む長野県へ二人で行くらしい、内心嬉しいが不安でもある。
またイジメとかあるのじゃないか?とか、生活は上手くいくのだろうか?と。
するとお母さんが(大丈夫よ)と根拠もなくそういった。
俺も心配かけたくなかったので(まあなんとかなるやろ)と言ったもののまだ不安が残る。
……何故俺の考えてることわかるんだろ?母親は俺の顔見たらわかるのか?全然わかんないよ、親ってすげ~なって勝手に納得し一人で色々考えた。
そして他に確実に分かったことは、この時の為にお母さんは俺に会わず仕事で頑張って稼いで、お金を貯め、俺の性格上、余裕を持って長野行きを相談すると、俺が断るとでも思ってこうしたんでしょう。
だから俺はお母さんのおもわく通り断る時間もなく電車に乗ってる。
俺はお母さんの楽しみ顔を見て何故か嬉しくて泣きそうになった。
二人で長野は、過去にお母さんが、何もできなかった為にできた、お母さんなりの愛情なんじゃないかと俺はそうおもった。
最初のコメントを投稿しよう!