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そして電車は色々乗り換えお母さんと1年分くらい雑談を交した。
俺は(長野って雪積もるんやろ?)とお母さんに訪ねた。
お母さんは(もうすぐ4月だから溶けてるよ)と答えた。
俺は港の町で育った為に雪は降るが積もることがなかった。
(雪だるまとか雪ダンゴとか作りたかったのになぁ~)って関係ないお母さんに当たった。
すると…(また冬くるから我慢しな、嫌ってゆうほど降るから)と笑顔でそう答えた。
そして長い時間乗り換え継いで岐阜のN市に着いた。
そこでお母さんの友達Y子オバさんと待ち合わせをしていた。
俺は昔Y子オバさんと何度かあったことがある。
しばらくするとY子オバさんが車で向かいにきてくれた。
そこから2・30分位走って長野県に入り、これから中学生活する町に入る。
まあ想像どうり山ばっかりで何もない。
ただ予想外なのは雪がまだ残っていることだ。
もすぐ4月なのにすげーなと感心してると。
俺の家についた。
……これまたボロい平屋で風呂無し2Kの借家だ。
ギシギシ床がきしむ音まで聞こえる。
鍵は南京錠だし。俺はたまらず(ボロー)と呟いた。
お母さんとY子オバさんは笑った。
お母さんは(町営住宅があくまでの辛抱だよ)と俺に言った。
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