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そんな眠ってばかりの彼女が、なぜ小羽と一緒に行動しているかというと、転入初日に気に入られてしまったからだった。
眠っている彩香に気にもとめず、遠慮なく起こして話しかけてきた。
それを面倒くさいと思い、短く端的に単語のみで会話していたのだが、構わず何かにつけて話しかけていた。
彩香は極度の面倒くさがり屋だ。
人との会話に気を使うのすら面倒だと感じるため、それを避けるために、机に突っ伏して話しかけるなオーラを出していた。
だが、小羽にはそれは通用しなかったみたいだ…。
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