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「でも、それなら調理部に入ったら?」
「調理部?」
「そう。
なんなら今から覗いてみる?今日活動日かどうか分かんないけど。
体験入部とか出来るし」
その言葉に、小羽は嬉しそうに頷いた。
赤ちゃんが笑った時のような、本当に嬉しいのがわかるような満面の笑みに、面倒くさがり屋の彩香でも、ついつい小羽が喜ぶ事をしてあげたい気持ちにさせられる。
―――やれやれ…、変なのに気に入られてしまったわね
ふぅ、と小羽に気付かれないようにため息をついた。
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