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ある嵐の夜の日の事だった―…
『国王!』
『生まれたのか!』
城の国王と大臣が会話をしていた。
『はっ、王子であります!』
『王子とな! でかしたぞ、ファリア!』
『国王…お喜びの所大変申し上げにくいのですが……』
『どうしたのだ?』
『実は…』
『何だと!?』
国王は王妃の元へと向かう
『嫌です!』
『ならぬっ!
ファリア、そなたは我がガルデ国の王妃なのだ
国の掟を守らなくてはならぬのだ!』
『そんな!
どうか、どうかご慈悲を…!
私はどうなっても構いませぬ!』
『明日、処分する…』
『嫌です! あなたーーっっ!』
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