第3章‡不思議な少女セアラ‡

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『ところで、お主は…?』  やっとアレンの存在に気付いたのか、フローレはアレンに尋ねた。 『俺はアレン、アレン・ジレイドだ』 『そなたがセアラを助けてくれたのじゃな、礼を言うぞ』  フローレは、アレンに頭を下げて礼を言った。 『皆の衆も、すまんかった セアラも無事見付かった、礼を言うぞ』  村の人達は、セアラの無事を知ると、それぞれ家に帰っていった。 『のぅ、アレンよ 今夜はよかったら家に泊まってくだされんか? せっかくの客じゃ、もてなしをしたい』 『じゃあ、お言葉にあまえて…』  こうしてアレンは、フローレの家におじゃまする事になった。
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