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『ところで、お主は…?』
やっとアレンの存在に気付いたのか、フローレはアレンに尋ねた。
『俺はアレン、アレン・ジレイドだ』
『そなたがセアラを助けてくれたのじゃな、礼を言うぞ』
フローレは、アレンに頭を下げて礼を言った。
『皆の衆も、すまんかった
セアラも無事見付かった、礼を言うぞ』
村の人達は、セアラの無事を知ると、それぞれ家に帰っていった。
『のぅ、アレンよ
今夜はよかったら家に泊まってくだされんか?
せっかくの客じゃ、もてなしをしたい』
『じゃあ、お言葉にあまえて…』
こうしてアレンは、フローレの家におじゃまする事になった。
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