第3章‡不思議な少女セアラ‡

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『まぁ、今日はもう遅い 今夜はここまでにしようぞ…』 『はい…では、薬をここに置いときますね』  セアラはテーブルに薬を置いて、自分の部屋へと戻っていった。 『あいつは、ここに住んでるのか?』 『ん? まぁな… セアラは捨て子じゃったからのぅ…わたしが引き取ったのじゃ』 『そうか…』 『さて、お主も今日は疲れたじゃろう 今夜はゆっくり休むとよい』 『あぁ』  フローレにそう言われ、アレンも用意された寝室へと向かったのだった。 『クリスタル…ついに、それを求める者が現れたのか……』  フローレは、ただそれだけを言って部屋に戻ったのだった…。
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