第3章‡不思議な少女セアラ‡

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 次の日になり、アレンは朝から旅の支度をしていた。 『もう支度をしているの?』 『あぁ、長居は出来ないからな…』 『そう…』  アレンの言葉に、セアラは少し残念そうな顔をした。  そこへフローレが現れる。 『早いのぉ、もう旅立つのか?』 『あぁ、早く用事を済ませたいからな』 『そうか… ところで、一つ頼みがあるのじゃが……』 『頼み?』  するとフローレは、セアラの肩に手を置き… 『このセアラを、お主と共に連れて行ってくれんか?』 『えっ!?』  フローレの言葉に、アレンとセアラは同時に驚いた。
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