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『フローレ様…一体何を…』
『よいかセアラ、この村にはある掟があるのじゃ…』
『掟…?』
『そうじゃ…その掟とは』
~クリスタルを求めし者が
現れた時
われら一族の立つ時なり~
『フローレ様、それはつまり…』
『そうじゃ、お前はアレンと共に旅立たなくてはならぬのだ』
セアラは唖然とした。
もちろん、何が何だか分からない状況になっているアレンも同様に、唖然としていた。
『だって…わたし、まだまだ魔法が未熟なのですよ?』
『…基本的な事は全て教えた…じゃが、まだまだ世界は広い…外に出て、いろんな魔道を学ぶのじゃ』
『…俺からも頼む…』
フローレの言葉に戸惑うセアラに、アレンもフローレと同じようにお願いした。
洞窟での事を考えると、アレンにとってセアラは、旅をしていく上で重要な存在になったのだろう…。
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