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『……わかりました…
私、アレンについていきます』
『セアラ…すまんの』
アレンは二人を見て、静かにその部屋から離れた。
『セアラよ、そこの引き出しを開けてごらん』
セアラは、フローレが指差したチェストの引き出しを開けた。
中には白い色の法衣と、先端にキラキラと輝く真紅の水晶が付いた杖が入っていた。
『これは…』
『旅の役に立つじゃろう持っておゆき』
そういうと、急にフローレの顔が険しくなった。
『よいか?
決して額にある【印】には気付かれんようにな』
『はい…』
フローレとセアラは、意味あり気な約束を交した。
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