✨✨蓮の命日です✨✨

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兄ちゃん 「肺に転移するとな 軽い咳がコンコンて出始めるんだ。 始めは風邪か? 位にしか感じないんだ」 まさか…………な… けど 言いようのない不安が押し寄せて来る。 黙り込んでる俺を心配してか みゆきが顔を覗き込む。 みゆき 「あんまり居ると海風は冷えるから そろそろ帰ろうか…」 時計を見ると夕方の16時。 早ぇな💦 俺 「そうだな… バスと電車で家着くのは18時位になっちまうしな💦」 あまり遅くはなれない。 俺は構わないけど みゆきは今日 俺と一緒だって事は親に言ってない。 加代子と一緒に来てる事になっている。 極端に厳格な家ではないが 何かと口ウルサイ親だと聞いてる。 俺に限らず 男と一緒だとなると あれこれ詮索して有らぬ疑いを持たれる… と みゆきは言っていた。 ましてや 病気持ち… 一応 治ったと言っても まだいつ再発するか解らねぇ男とつるんでるなんて知れたら… 5年…… 5年間 再発しなければ… 長いな… けど 生き延びてみせる! そして 堂々と みゆきの両親に顔出せるような男になるんだ! ……… そう 意気込んでいた。 さっきの不安が数日後に 紛れも無い真実に変わるなんて この日の俺は思ってもなかった。 ホントに この日のデートは楽しかったんだ。 みゆき 「来年もまた海に来れるよね?」 俺 「おぉ! また来年も絶対な! 千葉の稲毛海岸にも連れて行きてぇよ! 約束な。」 みゆき 「うん♪ 約束ね!」 ………約束だ…
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