‡手術‡

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今は朝か昼か? 時計を見ると 4時過ぎ… どうやら朝らしいな。 微妙に胸の辺りが苦しい。 目が覚めたらナースコールしてくれと言ってたっけ… やがて看護婦が病室まで来た。 看護婦 「蓮クン 気分はどう? 痛みは?」 俺 「なんか まだ眠いな… 痛みはないけど 重苦しい感じだよ。 手術は上手く行ったの?」 看護婦 「痛み止めの薬が点滴に入ってるから 大丈夫だと思うけど… 息苦しい? 手術については 先生が説明してくれるはずだからね!」 俺 「ちょっと呼吸しずらいけど大丈夫だよ。」 看護婦 「まだ早いから もう少し眠って? なんか変わった事あれば すぐ呼んでね?」 取りあえず… 俺は生きてるみたいだな… 腫瘍は取れたんだろうか… そんなコト考えながら目をとじてる内に いつの間にか 再び眠りに落ちていた。 次に目覚めたのは昼前だった。 何やら病室の外が騒がしい? 姉貴 「💦💦💦蓮、起きてたの?!💦」 俺 「何焦ってんだよ💧 外 騒がしいけど 何?」 姉貴 「……あ… うん…… 隣部屋の 千里ちゃんが…亡くなったの…」 千里ちゃん? 確かまだ中学1年だったよな… 小児癌だったコだ。 明るくて元気な女のコだったのに… 最近ぢゃ寝たきりになってたもんな。 聞こえてたのは家族や親戚の泣き声か? 俺が入院してる間に 何人が亡くなったかな… 若い人ばかり… 癌患者しかいねぇもんな この階は… 退院しても またすぐ戻って来る。 俺もその一人だ…
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