¶肺炎¶

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朝から熱が高く 40度近かった。 病気になってから 随分 弱くなったな… 以前は風邪なんて引かなかったのに… 肺に癌が見つかってから 特にだ。 病院に居ると安全だと思うだろ? 違うんだぜ💦 病院位 感染濃度の高いトコはねぇんだ。 色んな菌がウヂャウヂャしてる。 沢山 患者が出入りしてるから 当然だ。 マスク…してなきゃダメだなぁ💧 なんて考えてた矢先だった。 苦しい… 段々呼吸がしずらくなって来る。 みゆきが俺を呼んでる? でも目を開けられない。 身体は燃えるように熱いし 胸はデカイ石でも乗っけられたかのように重い。 息するにも一苦労だ。 段々 意識が遠のいて行く。 みゆきや姉貴の声が 遠くに聞こえる… 俺は次の日の朝まで 危険な状態だったらしい。 一時はマヂで死ぬかも…って位 ヤバかったんだとさ💦 そんな中 俺は夢を見ていたんだ。 俺はサッカーをやってた。 何故か足がチャントあって 走り回ってた。 ゴール目掛けておもいっきり蹴ったボールが 何でか河に飛んでって落ちた。 なんつーか いきなり目の前が河に変わった?💦 焦った俺はボールを拾いに河に入るが 流れが早くて流される。 ヤベェ!💦 足元すくわれた! 俺の身体はどんどん流されてく… 途中に突き出てた岩にしがみつく。 ふと見ると向こう岸に ボールを持った小さい女のコが立っていた。
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