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学校を出て数分、駅前の本屋の前を通りかかった時洸がいきなり叫んだ
…突発的な行動はなんとかならないのだろうか
「そうだ!!そういえば今日、新刊発売日じゃん!!蓮、本屋寄っていっていいか?」
「…えっ、…あっ……あ、あぁ」
「よしっ!!すぐ戻ってくる」
洸は上機嫌に本屋へ入っていった。
全く……。相変わらずだな、アイツのマンガ好きは…。まぁ、それがアイツだがな
俺はそう思いながら洸が戻ってくるのを待った
* * *
「やった!!最後の一冊の限定盤買えたぁ!
おっ待たへぇ~」
洸が凄いにこやかな顔で戻ってきた。
コイツの笑顔は幾多もあるから羨ましいと思ったりする
次の瞬間、高いところから誰かに見られているような感じがした。
「……………??」
「どうした、蓮?何か落としたのか?」
「ん……、いや、なんでもない」
「じゃ、行こうぜ
早くこれ読みたいし」
まぁいいか気にすることもないし
洸のテンションが最高点まで達してすぐにでもスキップをしそうなのをみながらは歩きだした
その様子を見守るように[彼等]はじっとビルの上から見ていた……
「あの子か?お前が捜していたのは…」
「……あぁ」
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