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黄昏に染まる空の下、ビルの屋上に[彼等]はいた。
「あの子か?お前が捜していたのは…」
黒いコートを着た男が言った
「……あぁ」
もう1人、マントを羽織った男が応えた
彼等の目線の先には2人の学生がいる
「如月 蓮。<月の王>の生まれ変わりか…
まだ記憶は戻ってなさそうだね」
「任せていいか?<紅き月>の日まで」
「あぁ。守りきってみせる」
そう黒コートの男が応えた瞬間、彼等にしか感じ取れない気配が空気から伝わってきた
「来たか…。あの子に怪我させるなよ」
「わかってるさ」
黒コートの男はフードを被りながらそう応え、その場からフッと消えた。
「あの子は絶対渡さないからなクリフ、アイザ…」
そう呟き、もう1人の男もマントを翻して消えた………
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