◇メール◇

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どきッ………………… 今、わたし… どきッてしたよね…??? 大丈夫…。 ただ初対面でびっくりしただけだから…… 亜弥は自分にそう言い聞かせた。 「お-!ちょうど亜弥の隣が空いてるわ。そこ座って」 担任は、それだけ言い残すと、教室から出ていった。 わたしの席は窓際で、クラスでも居眠りが出来るという噂の、絶好の場所。 ぼーッと窓の外の景色を見ていると、誰かに肩を叩かれた。 振り向くと、そこには例の少年がいた。 「名前、亜弥っていうんだ。いい名前だね!!俺の事は彰って呼んでね!よろしく♪」 「よ…よろしく。」 わたしは緊張のあまり、声が出なかった。 それを彰が察したらしく、クスクス笑っている。 チャイムがなり、休み時間になると、何時もの様に、わたしは優と美里の元へ向かった。 「転校生、めちゃくちゃカッコいいじゃん!!!!もう学年中の噂だよっ♪亜弥ばっかりずるいな~!!!席も隣だしさッ!!!」 美里は、頬っぺを膨らませた。 優はすかさず… 「亜弥は俺の大事な女だから!!転校生なんかに捕られてたまるかああ!!!」 と、叫んでいた。 どうしよう……… さっきから、彰の事が気になって仕方ない…!!! よし!!!! メアドだけでも聞いてみようかな…??? それなら大丈夫だよね…!!! 友達としてだもん…!!! と、亜弥は自分の心の中で、あれこれ自問自答を繰り返してた。 そしてチャイムがなり、授業が始まった。 わたしは1通の手紙を、こっそり彰にまわした。 内容は… 「急にごめンね!!よかったらアドレスと番号教えてくれないかなあ???」 と… すぐに彰から手紙がきた。 「いいよ!!!番号は080**…で.アドレスは***@**…だよ!家に帰ったらメールちょうだいね♪」 と、書かれていた。 亜弥は心の中で「やったあ!!」と叫び、ワクワクしながら、学校での1日を過ごした。 亜弥はまだ気付いてなかッた… 心の底に芽生えた、恋という小さな芽を…… 家に帰ると、まっさきに彰にメールを送った。 「亜弥だよ♥登録よろしくねッ👍✨今日は番号とアドレス教えてくれてありがとう😁‼」 送信……… 早く返事返って来ないかな… 早く………… ♪~~ 大好きなケツメイシのさくらがなった。 「きたあ!!!」 亜弥は思わず部屋の中で叫んでしまった。 内容は…
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