55人が本棚に入れています
本棚に追加
/57ページ
「ごめンね!!!まったあ???」
公園に着くと、すでに彰はきていた。
「俺も来たところ。行こうか!!」
彰は亜弥に、ニコッと笑ってみせると歩きだした。
ドキッ…………
まただ…
自分の中で何かが動きだしてるのを、自分でも感じとる事が出来た。亜弥にとって、彰の存在が、だんだん大きくなってきている事。
亜弥は完全に彰に惹かれていた。
それから、2人は電車に乗りショッピングモールに向かった。
電車の中では、他愛もない彰との会話が、亜弥にとってはとても幸せな時間だった。
「すごい人だねえ…!!」
ショッピングモールに着くと、そこは人、人、人…
二人とも、呆気にとられていた。
彰が、その時にふと言った。
こんなに沢山の人がいても、聞き取れた言葉…
それはわたしの胸に突き刺さった。
「亜弥ってさ、優と付き合ってるんだよね!!!俺も…実は美里と付き合ってるんだ!!!」
え………
今、なんて………
彰が美里と付き合ってる???
嘘だよね…???
嘘って言って…
わたしは、その場に座り込んでしまった。
最初のコメントを投稿しよう!