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「分かった。足手まといになるかもしれんが、力になろう。それで、何か武器とか用意するのか?」
「それは必要ない。何せワシが武器になるのだからな。」
沈黙。
一瞬、耳を疑った。
「冗談。」
瑠夢にとって冗談にしてほしかったが、言い出した青年は真面目な顔で一言。
「冗談ではない。何なら、今すぐにでも武器になろうか?」
「いや。良い。」
こんな美青年が一体どうやって武器になるのか。
考えただけで恐ろしい。
本当に現実なのだろうかと、瑠夢は頭を抱えた。
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