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「お前、幽霊を信じるか?」
「幽霊?」
瑠夢の言葉に満は繰り返す。
「そんなの信じませんよ。もしかして、ホラー番組でも見過ぎたんですか?」
「それだったら良かったんだがな…。」
半分呆れるように言う満に対し、瑠夢はため息をつく。
彼のただならぬ様子に、満は目つきを鋭くした。
「まさか、幽霊にとり憑かれた…とでも言うんですか?」
真面目な顔で言って、「まさか。今のは冗談だ」と答えが返ってくれば、笑い飛ばすつもりだった。
しかし、瑠夢は真面目な顔で頷いた。
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