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「満…。その…、見えるのか?」
瑠夢の問いに満はゆっくり頷いた。
「えぇ…。未だに信じられませんけど。」
満はそう言って眉間を軽く押してメガネを上げる。
「それで、この幽霊は何をしたら成仏するんですか?」
「それは…。」
満の問いに瑠夢は言葉を濁す。
何も言わない瑠夢に、満は眉間に皺を寄せる。
瑠夢はしばらく目線を泳がせていたが、満をまっすぐ見てこう言った。
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