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「良いのか?瑠夢。友人を騙して。」
「あぁ。良いんだ。」
グレイの言葉に瑠夢は頷く。
「何故、本当の事を言わんのじゃ。あの者なら話を理解出来るというのに。」
「出来るからこそ、危険な目に合わせたくないし、本当の意味で巻き込みたくない。こんな思いをするのは…、私だけで充分だ。」
瑠夢はそこまで言うと、メガネを外した。
鋭い赤の瞳がギラリと光る。
「行くぞグレイ。今夜から、危害を加える者を倒しに。」
「…分かった。」
瑠夢の言葉にグレイはまっすぐ彼を見た。
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