二人目

3/9
前へ
/133ページ
次へ
次の瞬間、本の見開きページが光り出した。 「Σなっ!?ι」 あまりにもの眩しさに満は目を瞑る。 光は少しずつ人の姿へと変わっていき、光がなくなると、一人の少女が現れた。 少女は長い黒髪をなびかせ、大きな黒の瞳で満を見た。 「キミは一体…。ι」 満は驚いたように少女を見る。 「私は本に憑きし者…。平たく言えば妖精…。」 「妖精…?ι」 少女の言葉に満は繰り返す。
/133ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加