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「…分かりました。力になりましょう。それで、何か武器とか用意した方が良いですか?」
「ううん…。必要ないわ…。だって…私が武器になるから…。」
沈黙。
一瞬、耳を疑った。
「冗談でしょう?」
満の言葉に少女は首を横に振った。
「ううん…。本気…。何なら…今すぐ武器になりましょうか…?」
「結構です。」
少女の言葉に満はキッパリ言った。
こんな可愛い少女が一体どうやって武器になるのか。
考えただけで恐ろしい。
本当に現実なのだろうかと、満は重いため息をついた。
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