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中庭に行くと、ベンチに夏華は座っていた。
優「夏華っ!!」
夏「…優」
優「探したよ?」
夏「ごめんね…」
優「いいよっ」
夏華けっこう落ち込んでるな…。
…落ち込んでる理由は、たぶん岬なんだよね。
実は夏華は岬の事が好きなんだ。
…つまり岬と夏華は両想いなんだ。
ちなみにこれはあたしだけの秘密。
優「やっぱり見てるの辛いんだ…?」
夏「…うん」
今日の落ち込み具合もけっこう酷いなぁ…。
優「…思いきって岬に告ったら?」
夏「無理だよっ!!…絶対振られる…。それに今の状態が変わるのは嫌だもん…」
優「振られないと思うよ?岬なんだし…」
夏華さん…。
あなたは自分の事に鈍すぎるよ?
人の事はすぐに気づくのに…。
大体、何で岬も夏華も告白しないのかな…。
2人とも絶対振られるって言って告白しないんだよね…。
この不器用な人をどうにかしてほしいよ。
優「…まぁ告白の話は置いといて、早く戻ろう。岬が心配して待ってるよ!!」
夏「うん…」
こうしてあたしたちは岬の所に向かった。
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