出会い

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夏「優とクラス違うなんて嫌ぁ!!」 優「………」 岬「…優…?」 クラス離れるの嫌だなぁーって思ってたら岬があたしを呼んだ。 岬「優!!」 優「ふぇ…な、何?」 岬「まだ1組と8組じゃないんだしましだろ」 優「…そう…だよね…」 いきなり岬が大きい声で呼ぶから変な声がでちゃったじゃん…。 まぁ岬は岬なりに励まそうとしてくれてるんだろうけど。 優「…とにかく、夏華を落ち着かせよっか」 岬「あぁ」 はい…。 夏華はと言うとギャーギャー言って荒れてます…。 …少しだけ周りからの視線が痛いのは気のせいにしておこう。 優「夏華落ち着こ…?」 夏「落ち着けるわけないでしょ!?だって岬とはいっしょなのに優とは違うんだよ!?」 岬「はぁ…、落ち着け夏華」 夏「ぎゃっ…」 "ぎゃっ"って、今の反応はないよ夏華…。 ファンの人が聞いたら泣くよ?…たぶん。 …それより岬さん…。 首持つのは酷いと思うな…。 まぁそのおかげで夏華が大人しくなったけどさ…。 首はね…。 優「岬…、離してあげて?」 岬「離したら殴られる」 夏「離してっ!!早く離さないと殴るわよ!?」 優「あっ、そうだね…。じゃあ…離さなくていいよ」 どうして離さないかと言うと、夏華って何気に空手習ってたから殴られたら痛いんだって…。 何で痛いのを知ってるかと言うと岬がたまに殴られてるから。 優「…じゃあ、教室行こっか」 岬「そうだな」 夏「離して!!」 あたしたちは夏華の言葉を無視しつつ、教室に向かった。
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