入学式

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家を出てしばらく歩いているといきなり後ろから誰かに頭を叩かれた。 優「いったぁ…」 ??「よっ!!」 優「あっ…岬!!」 この叩いてきた奴はあたしの幼なじみの紅楠 岬。 ちなみに名前が岬だから女の子みたいだけど正真正銘の男の子。 岬「朝から喧嘩すんなよ。俺ん家まで聞こえてたぞ?」 優「いいじゃん別に!!てか何でわざわざ叩くの!?」 岬「何でって…何となくだけど?」 優「信じらんない…」 しばらく岬と言い合っていると 次は誰かに後ろから抱きつかれた。 優「うわっ」 ??「おっはよー!!」 岬「!!…朝から抱きついてんな夏華…」 この抱きついてきた女の子は親友の桐谷 夏華。 ちなみにこの2人はあたしと同じ高校に行くんだぁ。 夏「別に抱きついてもいいじゃない」 岬「見ててウザい」 2人の様子を見ていてヤバいなって思った。 何がヤバいって? 喧嘩だよ…。 この2人の喧嘩は怖いんだよな…、まだ手が出ないだけましなんだけど…。 優「………えっと…」 夏「ウザくていいよ"岬ちゃん"」 岬「誰が岬ちゃんだよ!?」 夏「岬ちゃんってあんたしかいないじゃん!!」 夏華はあたしから離れて岬の胸ぐらを掴んだ。 …さっき手は出ないって言ってたけどいつも胸ぐら掴むのだけはあるんだよね…。
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