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岬「俺と殺んのか?夏華」
夏「殺ってやろうじゃない!!」
優「ちょっとストップ、ストーップ!!」
さすがに"殺る"って言葉が出てきたから喧嘩を止めた。
優「2人とももう喧嘩はよそう?…近所迷惑だよ」
岬「…………」
夏「…わかった…」
2人ともあんまり納得してなかったけど喧嘩を止めた。
よかったぁー…。
酷い時はあたしだけじゃ喧嘩が収まらないんだよね…。
優「さぁ学校行こう。これ以上止まってたら遅刻しちゃう!!」
夏「そうだね!」
岬「………」
こうしてあたし達は学校に向かった。
…学校に着く前にちょっとだけあたし達の関係を説明。
あたしと岬は家が隣通しでお互いの両親の仲がよかったから生まれた時からほとんど一緒だった。
保育園も一緒で小学校も。
そしてもちろん中学校も一緒。
これはけっこう誰にでもあったりするからあんまり驚いたりしないと思うけど一度もクラスが離れなかったのは驚くよね?
いいかげん嫌になるくらいだよ。
…でもあたしの事をよく知ってて理解してくれる人。
夏華は保育園から一緒。
これまたビックリで夏華ともクラスが離れた事がないんだ。
そして夏華も岬と同様、あたしの事を理解してるくれる人。
あたしにとって2人は、心から信じられる大切な人なんだ…。
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