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ハルの自信に満ち溢れた顔で言う皮肉にネロと呼ばれた少年は心臓に釘を刺されたような気分になったが、自分の非を認めたくないらしく
「皮肉かっ! 皮肉だろ絶対! 第一本当に近そうにみえたんだっつーの!」
と反論した。
「お前は相変わらずだな。まあ近くなったのは事実だがな。現にあと1日も歩けば俺達の目的地マーベルには着くだろう。ただ前の村の人達がこの草原は大型モンスターが出るから気をつけろと言っていたのが気になるが……」
「あーあれか。んなもん気にする必要はねえ。 俺達は賞金稼ぎなんだぞ! 3日歩いてたけどそんなに手強いモンスターなんて出て来なかったじゃねえか」
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