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この2人は賞金稼ぎであるらしい。この世界には賞金稼ぎはたくさんいるが、2人の見た感じの年齢的にそれをしているのはかなり珍しいと言える。
「そうだな。俺の考えすぎで終わってくれればいいのだが」
そうしてハルとネロは口論を止め、再びマーベルに向かって歩を進め始めた。
そしてそうすること数時間、あと少しでマーベルというところでハルが心配していたあれにあってしまった――そう大型モンスターである。
2人の目の前には大木の幹のような大きな角をたくわえ、体長は約5メートル、腕、足共に人間のそれの何倍もあるような牛のような姿をしたモンスターが立ちはだかる。その姿はまさに壁のようである。
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