学校と病院

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午後の授業も何も問題なく終わり、放課後、軽いながらも問題が起こった。 「あの~」 「なんですか?」 「いえ何でもありません」 …………………………… 舞さんが病院までついて来ることになってしまった 今から1時間10分程前、外履きに履き替えて外に出たら正門に舞さんが寄りかかって待っていた。 「あっ、行人様」可愛らしく小走りで近寄ってきた。 先に言っておくが、舞さんは天然である。 と言うことはこのシチュエーションからして………………コテッ‼‼‼‼‼ やっぱり転けた。 もちろん周囲には大勢生徒がいる。 「大丈夫ですか?」 恐る恐る聞いてみる。 「はい、いつものことですから」 やっぱいつも転けてるんだ 「で、いったいどうしたんですか?」 「今日一緒に帰りませんか?」 どうやら昼休みに少しは慣れたらしく、 もうモジモジしていない。 「すいません。 今日はこの後ある場所に行かないといけないんです」 もちろん行く場所は病院である。 「そうですか………あの~よろしければ私もついて行っていいですか?」 不安そうな舞さんがこちらを見つめている…………ダメだ、可愛すぎる。 「別にいいですけどそのかわりに外で待っててくださいね」 と言ったら舞さんがいっきに笑顔になり、「はい、喜んで🎵」と答えた。 と言うことで舞さんと一緒病院に行くことになった。
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