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「華月くん 優姫を助けてくれてありがとう」
「あっ いえ とっさに…」
颯は言葉に詰まっていた。近くでみるとスゴく綺麗で何か威圧感のようなものがある。
「あれっ?先輩 僕たちの事ご存知なんですか?」
僕は颯の言葉に繋ぐように話した。
「あぁ 理事長から話は聞いていたからね デイ・クラスに双子の転入生が入るって」
気のせいか双子と言った時 僕らの後ろにいた錐生くんを見た気がした。
「僕は玖蘭枢です。ナイト・クラスの寮長兼クラス長だからよろしくね。 」
「はい よろしくお願いします」
玖蘭 枢と話をしていると後ろからナイト・クラスの人が声かけてきた。
「枢 チャイムが鳴っちゃう 授業に遅れちゃうよ」
「あぁ そうだね一条。 じゃまたね。」
そういうと ナイト・クラスの人たちは校舎へと入っていった。
すると女子たちも次々に寮へと帰って行った。
「颯 僕らも戻ろうか」
「あぁ なぁ湊都 ナイト・クラスの人たち あの玖蘭が動くまでみんな待ってた。あれが純血種への忠誠心なのかな」
颯は威圧感に解放されたらしく口を開いた。
「わからないけどヤツらの狙いがわからない以上敵に回したら厄介な相手だね 少し調べてみようか」
僕らは寮の部屋へと戻った。
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