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『…天使…見つからない… 』
レベルEは学園の門まで逃げてきていた。
「あ~あ 派手にやられたね。腕かすめただけでしょ。なのに腕なくなってるよ」
『‥誰…だ…』
「対ヴァンパイア用の武器の威力はすごいんだな」
レベルEは周りを見渡した。すると門の所に人影がある
湊都と颯だ
『…お前…らなにも…のだ…』
レベルEは2人を睨みつけて声をあげた。
「君たちの探してる天使だよ」
湊都がいう。
「誰の命令だ。答えろ」
颯もケンカ口調で言う。
『…お前たち…が天使…』
「そう でも 僕たちの仕事の邪魔だから」
「粛正する」
湊都と颯はレベルEに向かって掌をかざす。すると湊都は腕輪 颯はイヤーカフスが光り始める。
そして同時に唱えた
《サンダーボルト》
レベルEに雷が落ちて一瞬のうちにサラサラの灰になってしまった。
「湊都 奴らが動き出したな。しかもこの学園にいるのがバレてるみたいだ」
「うん 明日から忙しくなるね。さぁそろそろ戻らないと零くんにおこられちゃうよ」
「あぁ」
湊都と颯は寮へと戻っていく。
その姿を木の陰からみている人がいた。
「あの2人、一体何者なんだ。とにかく枢様に報告だ」
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