第2章

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理事長室では、3人が説明をしていた。 「というわけです理事長。」 「でも、学園内に迷い込むなんてことあるんですか」 私の質問にいつもはおちゃらけている理事長も、真剣な顔で話し出した。 「全く可能性がないわけじゃないけど、確率はすごく低い。なにせ枢くんがいるんだからね。何者かが、手助けでもしないかぎりね。」 そう理事長が言うと枢先パイが 「ナイト・クラスが怪しくなりますね」 と言った。 「ごめんね、枢くん」 「いえ 仕方ありません」 理事長と枢先パイは話しをしていた。 ヴァンパイアが絡むとナイト・クラスが疑われる。悲しいけど仕方ないといつも先輩は言っている。 「それより理事長、これからどうするんですか」 私は明日からのことを聞いた。 「とりあえず明日から見回り強化 ナイト・クラスは当分の間休講 ということでいこう」 理事長の提案にみんな頷いた。 「じゃあ 今日はもうみんな部屋へ帰って休みなさい。」 「はい 失礼します」 私と零 枢先パイは理事長室を出てそれぞれの部屋へ帰った。
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