第3章

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次の日、私はいつものように見回りに来ていた。 いつもと違うのは、ナイト・クラスが休講なのと・・・。 「なんで僕が黒主優姫と見回りなんかしなきゃいけないんだ」 「そういうな英」 1人ではないということ。 昨日のようにレベルEが襲ってくるといけないからと、理事長と枢先パイが藍堂先パイと架院先パイをボディガードにつけてくれることになり、一緒に回っている。 「すみません、藍堂先パイ 架院先パイ」 「全く枢様の頼みでなきゃ、この僕は見回りなんてしないんだからな。枢様と僕に感謝するんだな」 藍堂先パイはとっても機嫌が悪い。 「そういうなって英。レベルEが絡んでんだ、俺たちだって、全く関係ないわけじゃないんだから」 架院先パイは、なだめるように藍堂先パイに話しかける。 「そんなことは、わかってるさ、あの兄弟の事も気になるからね」 「おい、それは黒主には…」 架院先パイは、制止をかけるように話を止めた。 感のいい人、例えば一緒にいたのが零なら、今ので誰の事かわかるんだろうけど、 「あの兄弟って何ですか?」 私はキョトンと答える。 架院先パイは、「えっ?!」て感じで私を見てきた。 藍堂先パイは、やっぱりなと、 「誰が、人間のお前なんかに教えるかよ。枢様と僕の秘密だもんね」 どうせ私は鈍感ですよ。 そんな話をしていると、 《ガサガサ》 「「 !!! 」」 昨日と同じように草むらに何かいる。
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